引っ越し入居費用を節約!契約で損しないための5つのポイント【3分で読める】学校では教わらないお金の話 VOL.19

ちゃい先生

3月~4月は引っ越しシーズン!新生活に向けて、賃貸物件を探している学生・新社会人に知ってほしい、入居時の重要ポイント5つを紹介するよ。

※ちゃい先生もまさに今、人生3回目の引っ越しに挑戦中💪

このブログを読み終えると…

  • 引っ越しにかかる費用を安く済ませる方法が分かる!
  • ぼったくりに遭うことなく、賢い消費者になれる!
新居を探すAさん

通勤を考えると駅から徒歩5分だといいな。2階以上でオートロックの部屋ならセキュリティも安心。あと日当たりと、独立洗面台と、ウォークインクローゼットと…。なるべく築浅で耐震性の高い物件だと安心かも。あと何といっても家賃が…。

 ワクワクする新居探し。やっぱり理想の条件ってあるよね。すべての条件に当てはまる物件を見つけることが最高。でも予算内で物件を探そうとしたとき、なかなか完璧に条件に当てはまる物件を見つけるのって難しい…。

 そんなときは「これだけは絶対に譲れない」と思う、優先度の高い条件から順にメモに書き出してみよう。

新居を探すAさん

なるほど!じゃあ私は、家賃8万円以内で、

①2階以上でオートロック ②独立洗面台 ③駅から徒歩5分以内

が当てはまる物件を見てみようかな!

 そうすると同じような条件の物件を見つけたときに、冷静に選択することができる。自分の価値観と向き合うことが物件探しのポイントだね。

新居を探すBさん

僕は住めたら何でもいいかな。とにかく「家賃が安い」ってことが条件!

 Bさんは「これだけは絶対に譲れない」条件が明確だね。でも「家賃が安い」だけで決めてしまうと、かえって毎月の固定費が高くなることもある。

 上の例を見ると、家賃+共益費だけなら物件①の方がBさんにとってはうれしいだろう。でも生活にかかる毎月のコストは家賃や共益費だけじゃないよね?特に賃貸マンションや賃貸アパートの場合は、物件によって水道やガスの契約が固定されていることが多い。固定費を含めると、Bさんにとっては物件①も物件②も同条件だね。

 もちろん月にもよるけど、Bさんは毎月の固定費がいくらになるか知っていると、より「安い」という条件で物件を探すことができるだろう。

 ちなみに一般的には、「都市ガス」は「プロパンガス」に比べると安い。生活スタイルにもよるけど、夜だけ家にいる一人暮らし世帯の場合だと、「オール電化」はさらに安くなる傾向にある。

 電気については、2016年4月から始まった「電力自由化」によって、賃貸物件に住んでいても自由に電力会社と契約ができるようになった。住んでいる地域や、自分の生活スタイルだとどれくらいの料金になるのか、以下ようなのサイトで調べておくと良いよ!

電気・ガス見直しサイト「エネチェンジ」 電力会社・ガス会社を比較!

から引用(2025年2月23日時点)

賃貸を契約したいCさん

賃貸を探してるんだけど、どんな仲介業者さんにお願いしたら良いかな?駅前にもたくさんあるんだけど、迷ってしまう…。

 2つめは、ぼったくりに遭って高い料金を支払うことがないようにする方法!

 Cさんのように迷っている人がいたら、テクニックの一つとして知っておくと良い。それは、「営業年数の長い仲介業者」にお願いすることだ。なぜかって?その地域で長く営業ができているとことは、一定その地域に住む人たちからの信頼と実績がある、と言えるからだ。競合の多い不動産業界で、長く営業を続けることができているということが、信頼する指標の一つになる。

 もちろん一概にすべての仲介業者に当てはまるわけではない。でも人生に数度しかない大きな買い物を失敗したくない!という人は、仲介業者さんを探すときのヒントにしてみてほしいな。

 仲介業者の店舗に入店したら、壁に取り付けられている「宅地建物取引業者票」を見てみよう。5年ごとに更新されるんだけど、上のような( )内の数字が、5以上なら20年以上の営業(5年更新×5回目)を行っている証拠だ。

新居を探すBさん

家賃と共益費以外の、固定費の計算も終わった!とにかく安く家に住みたい僕にとっては、物件①と物件②はほぼ同条件だから、やっぱり物件①にしようかなぁ。

 Bさん、ちょっと待った!!毎月の支出が同じで、物件自体を気に入っていれば良いのだけれど、「安く家に住みたい」Bさんが確認しないといけない項目はまだあるよ。それは「初期費用」だ。

 不動産の世界は、悲しいことにぼったくりが多いのも事実なんだ…。相場を知っていないと、知らず知らずのうちに不要なものにお金を支払っているケースが多い。ほぼ同条件の物件で、上の表のような差が出ることは稀だけど、交渉の余地がある項目については確認しておこう!もし交渉しても条件が合わなかったり、ぼったくりに気づいたら、物件を探し直すことをおすすめする!

【交渉の余地がある項目】

仲介手数料・・・家賃の1か月が上限。それ以上の請求がある場合はぼったくり。

火災保険・・・本来、借主の任意で選ぶことができる。年間5,000円程度で契約することもできる。ただし、指定の保険会社との契約が入居の条件になっていて、変更できない場合もある。

賃貸保証料・・・相場は家賃の50~100%。100%はやや高めの設定と言える。

鍵交換代・・・本来、借主の任意であるため、必要でない費用。

ハウスクリーニング代・・・契約時に払うケースと、退去時に払うケースがある。退去時に敷金から差し引かれる場合もあるため、2重で料金を支払うことにならないよう、事前に大家さんと確認をしておくと良い。また最もぼったくりが発生しやすい項目でもあるため、①入居時に部屋の汚れや傷がある場合は、写真で記録しておくこと、②入居者が負担すべきハウスクリーニング代は「入居者の過失によるもの(タバコのにおい、故意につけた傷)」であり、「通常損耗(普通に生活していたらつく傷や汚れ)」は、本来家賃の中に含まれているということを知っておくことが大切。

害虫駆除費・・・本来必要のない費用。入居時に自分でバルサンを焚けば十分。室外機に防虫キャップを取り付けることも忘れずに!

住居アプリ登録費・・・本来必要のない費用。

契約書に記載があり、サインをした場合は契約書に従わなければならない。契約書をよく読み、疑問や料金の交渉については、事前に仲介業者(できれば直接大家さん)に問い合わせておこう。

※契約に際して、何から何まで料金を下げるということは現実的に難しい。一方的に消費者としての権利を主張するのではなく、交渉は可能な範囲で行うようにしよう。

※一般的に一人暮らしの賃貸への引っ越しは、家賃の4~6倍と言われているよ。

賃貸契約間近のDさん

仲介業者さんとの話や、物件の内見も終えて、ようやく家が決まりそうだ!ここまで時間がかかったし、早く契約してしまいたいな。

 契約をする前、最後に確認しておきたいのは「他の仲介業者でも、見積もりを取る」ということだ。料金や条件を見比べることはもちろん、初期費用についての値下げ交渉に応じてくれるかどうかを確かめることも重要だ。

 他者で見積もりを取ることで、お世話になった仲介業者さんに不義理を感じてしまう人もいるかもしれない。でも、人生に数度しかない大きな買い物。自分がより好条件で物件に住むために、最後まで手を尽くしておきたいね。

引っ越し業者を探しているEさん

物件の契約完了。でも3月~4月は引っ越し業界の繁忙期…。大手引っ越し業者で見積もりを取ったら、一人暮らしの引っ越しで8万円もする?!少しでも料金が安くならないかな?

 繁忙期に引っ越しをしようと思うと、そうでない時期の1.5倍~2倍の料金がかかる。少しでも料金を安く抑えてたい、一人暮らしのみんなには「くらしのマーケット」を活用することがおすすめ!

【くらしのマーケットを使った引っ越し】

★メリット・・・大手引っ越し業者の半額程度で引っ越しができる。(筆者も2025年3月に、4万円で引っ越しをする予定)

★デメリット・・・荷物が多い場合は条件の合う業者が見つかりづらい。また業者の当たりはずれもあるため、レビューをよく読んで利用することが必須。

くらしのマーケット – くらべておトク、プロのお仕事。

から引用(2025年2月23日時点)

 今回は入居時の料金を安くする方法5つを勉強したね。どれも専門知識や、会話のテクニックは必要なく、知っていれば料金を安くできる可能性がある方法ばかり。

 もちろん誠実な仲介業者さんもたくさんいるけど、不動産業界はぼったくりが多いこともまた事実。このブログで学んだことが一つでもみんなの引っ越しの役に立って、みんなの大切な資産を守ることにつながったらいいな!

今日のまとめ

引っ越しの入居費用は安くできる!学んだことを実践して、賢い消費者になろう!

kinniku1726

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