前回の復習
ずばり!
①支払うお金(手数料など)は、なるべく安いものを選ぶべし!
②長い時間をかけて成長してきた実績のある「株詰め合わせパック(投資信託)」を選ぶべし!
③「NISA(ニーサ)」を使うべし!
どうやったらお金が貯まるの?
ずばり!
お小遣いの使い方を、最初から「自分で」決めておく
とお金が貯まるよ!
今日はいつもの投資の話から少しだけ離れてみよう。でも「ゆっくり時間をかけてちょっとずつ、気づいたらお金持ち!」になるために、今日の話はとっても重要なんだ。
前にお金持ちになるには、お金を増やすことも大事だけど、「あまり使わない」ことも大事だって話したのを覚えているかな?でも「あまり使わないようにしよう!」と意気込んでいても、月末になると財布にお金が無い…みたいなこと、みんなも経験あるよね?急に友達に誘われてカフェに行ったり、好きなゲームのガチャを回したくなったり、使っていたペンが無くなって急に新しいのを買わないといけなくなったり、生きてたら色々と予定外のことが起こる。(だからこそ人生はワクワクしたりすることもあるんだけどね!)
それを「お小遣いの使い方を決めましょう」なんて言われても、できてたら苦労しないよ!って思う人もいるだろうね。じゃあ、こんな風にしてみたらどうだろう?高校生の君のお小遣いが、月5000円だったとして考えてみよう。
お小遣い:5000円/月
①【毎月必ず使う、必要なものを買うためのお金】 3000円(60%)
毎月発売されるマンガを買ったり、部活動の帰りにコンビニによっておにぎりを買ったり、ある程度予想できる出費(固定費)のためのお金だ。月によっては足りなくなってしまわないように、自分の予想より少し多めに金額を割り振っておくと良いかも。
②【急にお金が必要になった時に使うお金】 1500円(30%)
友達から急に遊びに誘われることもあるよね。そんなときに断ってばかりでは、自分が楽しくなくなってしまう。そんなときに備えてとっておくと良いお金だね。もし急な出費(変動費)がなくて余ったら、①③のどちらかに回せばいい!どちらに回すかは君の考え方次第かな。
③【絶対に使わない!何があっても使わない!】 500円貯金(10%)
お金持ちになるためには、これがいっちばん重要だ。このお金を使わずにとっておくことができたら、将来君はきっとお金持ちになることができる。「収入の10分の1を貯蓄する」というのは、太古の昔からお金持ちになるための法則として有名なんだよ。「本当かな?」って思う人のためにおすすめの本を紹介しておこう。このお金は本当に本当に大切な買い物をするときに、きっと君を助けてくれる。そしてもしかしたら「投資」をするための種になるかもしれない。それは貯めることができた人のみぞ知るところだね。
毎月何にお金を使うか、何が君にとって大切な買い物なのかは、本当に人それぞれ。だからまずは、
自分のしている買い物が、①②のどれに当てはまるのかを、「自分で」考える
ことから始めてみたらどうだろう。お小遣いの金額も人によって違うだろうから、上の割合(%)を参考にしてみてほしいな。
実は、大人になってからも重要なお小遣い管理
上のようなお小遣い管理を身につけておくと、
将来、収入の範囲内で生活で生活することができるようになる!
ここまで中学生や高校生の人に向けて、「お金が貯まる考え方」を話したんだけど、実は大人になってからも使える考え方なんだ。というかむしろ、大人になってからの方が重要になってくる。
注目してほしいのは「固定費」と「変動費」のところ。
大人になって生活していくうえで、「固定費」が何か、「変動費」が何か、を判断する癖をつけておく。そうするとお小遣いだけでなく、家計全体の管理も上手くなる。
「固定費」とされるもの
家賃、水道代、光熱費、通信費、食費、交通費、保険代、美容代など
「変動費」とされるもの
レジャー代、交際費(冠婚葬祭など)、医療費、雑費など
大人になるともらえるお金も増えるけど、払わないといけないお金も増える。そんなときに行き当たりばったりにお金を使ってしまうと、本当に生活に困ることが出てくるかもしれない。お金を貯めようとするのはもっと難しい…。基本的には、自分が持っているお金以上の買い物はしてはいけないよ!
そうそう、さらにここに「税金」の支払いが加わるから、大人って自由だけどなかなか大変。
「この買い物は固定費なのか?変動費なのか?」って考えながら買い物をするだけでも買い物上手になる!本当に必要な買い物なのかどうなのかを見極めることで無駄遣いは減るだろうね!
お金をたくさん使ってものを買うことで得られる幸せもある。でも本当に自分が大きな幸せを感じるもののためにお金をたくさん取っておく(貯金をする)練習を、みんなにはしてもらいたいんだ。
今日はお小遣い5000円の高校生にも、年収100万円の人にも、年収1000万円の人にも同じ言葉を届けたい。
収入の範囲内で生活をしよう!そして、自分が本当の意味で幸せを感じるお金の使い方を、「自分」の価値観で考えてみよう!
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