思わず書きたくなったこと
このブログは「公務員(教師)」が「資産形成」をするということをテーマとしています。初めて投稿したブログにも書きましたが、「教育とはこうあるべきだ」論を展開するつもりはありません。今日は「お金」「株」「資産」という話題からは少し逸れますが、私の将来の夢である「お金の授業」に関わって感じたことを書きたいと思います。
水平社博物館(奈良県御所市柏原)での研修
教員としての研修の一環で、奈良県御所市柏原にある「水平社博物館」に行きました。施設についての詳細な説明は省きますが、教育に携わる者、特に社会科教員として学ぶべき「同和問題」についての学習を深めてきました。
部落差別(同和問題)は、日本社会の歴史的過程で形作られた身分差別により、日本国民の一部の人々が、長い間、経済的、社会的、文化的に低い状態に置かれることを強いられ、同和地区と呼ばれる地域の出身者であることなどを理由に結婚を反対されたり、就職などの日常生活の上で差別を受けたりするなどしている、我が国固有の人権問題です。
私の勤務校では年に2度人権学習の期間が設定されており、うち1度は「同和問題」についての学習をすることとなっています。そのため、私自身も5年間の教員生活の中で学習をしてきたつもりでした。しかし今なお残る差別の実態や、その差別との闘争の歴史を見たとき、教育がこれからの社会に果たす役割は大きいな改めて感じました。
幸せに生きるための「お金」
「部落差別だけでなく、日本にはさまざまな差別があり、私たちはそれらすべての問題を解消しようと行動する主体者でなくてはならない」と、生徒に話していますし、本当にそう思っています。その意味で今日の学びは価値があったし、本当に貴重な機会でした。9月から始まる人権学習でしっかりと学びを還元したいと思います。
しかし実際、目の前にいる子どもたちが幸せに生きていくための方法について考えたとき、私たち教員はどれくらい力になれているだろう、と疑問に思うことがあります。そんなとき私にできることとして頭に浮かぶのは、将来経済的に豊かに生きていくための「お金の授業」です。
「差別はダメだ」と訴えること以外で、子どもたちが豊かに生きていく「生きる力」を身に着けさせる手段の一つとして、やはりお金について学ぶことにはこだわっていきたいと改めて思いました。「お金の授業」が、あらゆる差別の解消に直結するとは思いません。しかし子どもたちが生きていくうえで、差別などの何らかの外的要因によって生きることに困難を感じたとき、「それでも自分は経済的に豊かに、希望をもって生きていく術を知っている」と感じさせてあげることのできる教育がしたいと思います。
「資産5000万円」と「お金の授業」
2つの夢を追いかける過程の私の学びや行動が、私自身が豊かに生きていくためのもの、そして子どもたちが豊かに生きていくためのものになっていけば良いなと思います。そう考えると、毎日書いているこの駄文も、将来の何かにつながっているのではないかと感じています。
今日はいつにも増して実用性の無い話となってしまいましたが、最後まで読んでいただいた読者の方々、ありがとうございました。私自身が忘れたくない内容でしたのでログとして残させていただきます。
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