前回の復習 「貯金」だけしていると、使えるお金が減ることがある？！
インフレーションによって使えるお金が減ることがある！だから「貯金」＋「株式投資」でお金を蓄えよう！
「年収400万円」の人が、実際にもらえるお金は、約300～320万円
「400万円稼いだからといって、400万円全部を使えるわけじゃないんだ…」
１年間に稼いだ金額 … 年収
年収から税金や社会保険料を引いた金額 … 手取り
学生のみんなが社会人になって、お給料をもらったときに驚くことの一つがこの話題じゃないかな？自分が頑張って稼いだお金を、全部自分で使えるわけじゃないって聞くとなんだか少し損をした気分になるかもしれない。じゃあ直接もらうことができなかった約80～100万円はどこに行ったのかな？
このブログを読んでくれているみんななら察しが付くはず。そう、「税金」だ。あとは「社会保険料」だね。こうしたお給料をもらうときにかかっているお金の内訳を見てみよう。
【所得税】
稼いだお給料(正確には課税所得)にかかっていて、国に納めている税金。いくら稼いだかによって、税率が変わる。こういう税を「累進課税」って言うんだ。
年収400万円なら…約8万円
【住民税】
稼いだ金額に関わらずみんなほとんど同じ額を、住んでている都道府県や市町村に納める税金。（正確には住んでいる地域によって税率が異なることがある。）
年収400万円なら…約18万円
【社会保険料】
生きていると病気をしたり、介護が必要になったりすることもある。そんな万が一のときのために、あらかじめ国が集めているお金だ。働き方や年齢などによって税率が変わるよ。
年収400万円なら…約60万円
こうして見てみると、「せっかく働いて稼いだお金が誰かに奪われた！」というわけではないんだね。税金も社会保険料も、めぐりめぐって自分たちのためになっている！って考えることができたらいいな…。それでもやっぱり稼いだ分のお金は全部もらえたらうれしいけどね(笑)
「年収」と「手取り」の違いを勘違いすると…
年収400万円を、400万円すべて使えることだと勘違いすると、大きなお金の失敗をしてしまうこともあるんだ。
上の自動車が「400万円（税込み）」だったとする。1年間頑張って働いて「年収400万円」を稼いだ君が、1年分のお給料すべてを使ってこの自動車を買うことができるかというと…？
もちろん答えは「NO」。なかなかここまでの大きな失敗はしないだろうけど、毎月もらうお給料（月収）の中では起こり得ることなんだ。以前のブログにも書いたけど、自分がいくらお金を持っているのかを正確に把握して、収入の範囲内で暮らすことが大切だね！
自分の稼いだお金が、「税金」「社会保険料」として手元から無くなっているのか、それとも自分で支出したものなのか…。正確に把握できるとお金の失敗が減って、生活の満足度が高まるよ！
今日のまとめ
「年収」と「手取り」の違いを理解して、計画性のあるお金の使い方をしよう！
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